keyboard samurai ZERO COOL

 

  1. ホーム
  2. IT技術及びツール紹介
  3. OS(Linux)
  4. openSUSE

OS(Linux/openSUSE)

概略

openSUSE(オープン・スーゼ、国際音声記号 /ˌoʊpənˈsuːzə/)は、ノベルがスポンサーを務め、コミュニティが開発するLinuxディストリビューションである。

元々はSUSEが開発するSUSE Linuxであったが、2003年のノベルによるSUSE買収後、ノベルは100%オープンソースを目指すディストリビューションとして、開発体制をopenSUSEプロジェクトによるコミュニティベースに移行し、SUSE Linuxから現名称に変更した。

現在の最新版は、2017年7月26日リリースのopenSUSE Leap 42.3。

また、openSUSEにはTumbleweedと呼ばれるローリング・リリースモデルを採用したプロジェクトがあり、最新のソフト等を積極的に取り込んでいて、これがリリース版のベースになっている。

openSUSEは汎用のLinuxディストリビューションであり、ウェブページの閲覧、デジタルコンテンツの再生および制作、オフィスソフトの利用などに代表されるGUIを利用したデスクトップ用途や、CUIを中心として用いるサーバ運用などさまざまな方法で利用することができる。

以前はSuSEが日本に進出していなかったため日本ではあまり普及していないが、Version 9.1から日本語版もリリースされているほか、現在は標準で日本語に対応しており、表示や入力などが可能になっている。

openSUSEプロジェクトはポータルサイトをコミュニティのために用意しており、コミュニティはopenSUSEの利用に関する文章を提供し、アートワークのデザイン、メーリングリストやIRCによる議論などを行い、openSUSE Build Serviceを通じて提供されるコードを元にopenSUSEの開発を行っている。

なお、Geeko(ギーコ)と呼ばれるカメレオンがこの製品のマスコットである。

geek(コンピュータおたく) とgecko(ヤモリ)をかけた名称で、一般公募で決定した。

デスクトップ環境が利用可能で、かつてはKDEが標準であったが、現在ではKDE、GNOME、Xfce から選択できるようになっている (MATE、Enlightenment、Cinnamon も後からインストールできる)。

また、デスクトップ環境だけではなく、IceWMやWindow Maker、Blackbox、Twmなどのウィンドウマネージャも利用できる。

一般的なデスクトップ用途向けのソフトウェアでは、ウェブブラウジング用のソフトとしてFirefox、マルチメディア再生用のソフトとして、GNOME環境ではBanshee、KDE環境ではAmarok、Kaffeineが標準で用意されているほか、これらのソフトウェアを動作させるために必要となるマルチメディアコーデックファイルも、インストールメディアには含まれていないものの、後からインストールすることができる。

オフィス用途向けには、LibreOfficeオフィススイートが用意されており、OpenDocument形式やWord/Excel/PowerPoint形式などの一般的なドキュメントファイルの編集に対応している。

グラフィックス用途向けには、ビットマップグラフィックスエディタとしてGIMP、ベクターグラフィックスエディタにはInkscapeがそれぞれ用意されており、さまざまな形式の画像ファイルを編集することができる。

設定ツールとしては、YaSTまたはその後継ツールであるYaST2を搭載しており、ソフトウェア管理のインターフェイスを提供し、ネットワークやユーザー、セキュリティなどに関するさまざまな設定をGUI上にて行うことができる。

その他、IMクライアントやメールなどの個人情報の管理を行うPIMソフトウェア、画像管理用のソフトウェアなどさまざまなソフトウェアを標準で含んでおり、Sambaを利用してWindowsネットワークに参加することもできる。

また、RPM形式のスタイルによるソフトウェア管理も行うことができ、追加でさらに多くのソフトウェアを利用することができる。

その他、openSUSE Build Serviceを提供しており、さまざまなソフトウェアパッケージを作成し、利用することができる環境を提供していて、openSUSEでは、デスクトップ環境やデバイスドライバ、アプリケーションなどのソフトウェアの最新版をリリース版で利用することが可能になっている。

また、仮想エンジンXenやKVMとの相性が良いことが挙げられ、Xgl、AppArmor等の開発でも知られている。

ディストリビューションに同梱されていないオープンソースのパッケージは SUSE Studio より1クリックでインストールできる。

openSUSEの端緒は、Linuxをインターネットからダウンロードするためにおよそ50枚のフロッピーディスク(ディスケット)が必要だった(しかし潜在的なユーザーはごく僅かだった)1990年代頃に見ることが出来る。

当時のS.u.S.E. GmbH (Gesellschaft für Software- und System-Entwicklung) はLinuxのディスケットを1つのパッケージにまとめて販売していた。

また、その頃までにパトリック・フォルカーディング (Patrick Volkerding) により開発されたSlackwareディストリビューションがリリースされており、これはSuSE GmbHがドイツ語に大幅にローカライズしたインストールプロセスによってドイツ語圏において多大な人気を得ていた。

それに加え、Slackware独自のインストールツールがSuSE GmbHによって開発されたYaSTによって置き換えられていた。

1994年4月からSuSE Linuxパッケージのバージョン1.0はディスケットでなく(最終的には70枚を越えていた)、CDにて配布されることとなった。

1996年3月に、SuSE GmbHはSlackwareから独立した彼ら独自のディストリビューションをS.u.S.E. Linux バージョン4.2として公開するに至った。

バージョン番号に関して多くの議論がなされ、バージョン1.1は受け入れられず、最終的にはダグラス・アダムズの小説銀河ヒッチハイク・ガイドに登場する「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」に対して答えられた42を採用することとなった。

3枚のCDで構成された最初のディストリビューションには「Live-Filesystem」が含まれていた。

SuSE Linuxの販売数はバージョン4.2以降好調な伸びを見せた。

当時既にLinux市場は成長段階に入っており、バージョン5以降、標準のSuSE Linuxディストリビューションをベースとして、ビジネス向けにより長いリリースサイクルとサポートを行うLinuxを供給するようSuSE GmbHに対しても要求が行われていた。

しかし、このコンセプトが実現するまでは、長期リリース・アップデートサイクルと共にサポート、トレーニングサービスを受けることが出来るSUSE Linux Enterprise Serverが2000年10月31日にリリースされるまで待たなくてはならなかった。

サポートの多様化と並んで、SuSE Linuxはバージョン6.1から(それまではインテル 80386のみだったが)DECによるAlphaを、バージョン6.3からPowerPCをサポートするプラットフォームに加えた。

それら2つのディストリビューションによってSuSE Linuxディストリビューションは成長を続けることとなったが、使用が一般的に広まることは無かった。その後にはAMDのAthlon 64、インテルのItanium、IBM S390 (Z-Series) についても対応が行われた。

バージョン7.0から9.1まで、一般ユーザにはプログラム環境が限定された(それゆえ安価な)Personal Version とサーバ・開発ソフトウェアが付属するProfessional Versionという、2つのバージョンのSuSE Linuxが用意されていた。

また、学生向けにCampus Version(中身はProfessional Versionと同じ)が割引価格で販売されていた。

同様に、管理ハンドブックが含まれていないアップデートパッケージがProfessional Versionに対して用意されていた。

SuSE 9.1からノベルによって販売されることとなる。

変更点には、FTPサーバを通じたインストールに加え2004年6月からは基本的なインストール環境が含まれているCDがインターネットからダウンロード出来るようになったことがある。

CDに含まれているパッケージはFTPからはインストールすることは出来なかった。

また、Professional Versionについて64ビット環境(AMD64とIA-64)向けのソフトウェアが収録されているDVDが店頭に並べられていた(SuSE 9.0の32ビット環境とは別に販売されていた)。

また、SuSE Linux 9.1ではインストール・設定ツールであるYaSTがGPLにおいて公開された。

Novellによって導入された改変には、バージョン9.2以降取り入れられている、KDEもしくはGNOMEデスクトップで利用可能な独自のLive CDが重要な位置を占めている。

またSuSE 9.2より初めてISOイメージで構成されたディストリビューションがダウンロード可能になった。

バージョン9.3において、Campus Versionとアップデートパッケージは打ち切られ、バージョン10.0以降は1つのバージョンにまとめられている。

また、バージョン10.2で、SUSE Linuxの名称はopenSUSEに公式で変更になった。

その後は、openSUSEとして開発が継続され、各バージョンのリリースを行っている。

SUSE Linux Enterprise Server はopenSUSE のフィードバックを受けた商用版である。

それぞれのインストールメディアでは、基本的に、x64向けがそれぞれ公開されており、インストールするマシンのアーキテクチャにあったメディアを利用する。

DVD[編集]DVD向けのイメージファイルによって提供される、デスクトップ環境をはじめとした多数のパッケージを含むバージョン。

デスクトップ環境を利用する際には、GNOME、KDE、Xfceのいずれかを選択してインストールすることができる。

そのほか、FTP、HTTPを利用してインストールできるイメージ(NET)などが公開されており、利用できる。

    スポンサーリンク